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月間教育書道誌「芦辺」
芦辺昇段試験課題(令和2年11月号課題)
【漢字三体】
楷書 行書 草書
菊松多喜色(きくしょう きしょくおおし)
秋になって松や菊の色がなおいっそう美しくなる。  (出典:借張山長韵呈方虚谷 其三・楊公遠(宋末元初))
【臨書】
楷書 行書 草書
有淒清之(九成宮冷泉銘) 三蔵聖記夫顕(集字聖教序) 耳至時示意遅(上野本十七帖)
  有淒清之涼(淒清の涼あるに)・・・清らかな涼しさがあるに  
  三蔵聖記。夫顕楊正教 (三蔵聖記を述ぶ。夫れ正教を顕楊するは)・・・三蔵聖教の記を作られた。  
   そもそも正しい教えを讃え揚げるのも   
  小人足耳。至時示意。遅此期。(小人足るのみ。時に至らば意を示さん。此の期をまち)・・・小人にて  
   十分です。書面が到着しましたらご意見が承りたいです。私はこの期が待ち遠しいです。  
   
 
【細字】
星月皎潔明河在天
(星月 皎潔にして、明河 天に在り)
星や月が白く清らかで、天には天の川がくっくり見えている。
 *皎潔・・・白くて汚れがない。白く清らかである。(大字源)
(出典:秋声賦・欧陽脩(北宋)

【条幅】
山如秋意含冲淡 詩有天機到朴淳
(読み)
山は秋意の如く冲淡(ちゅうたん)を含み、詩は天機有り朴淳に到る。
(大意)
山は秋の気配の如く清らかで、詩には自然のままの心の働きがあり、
素朴なところに行きつくのである。(あるいは、詩には天地自然の神   
秘があり、それは飾り気がなく素朴なところに行きつくのである。)
 (出典:銭大昕(清)の七言律詩 五句六句)
 *秋意・・・秋の気配。秋の気分。秋気 *冲淡・・・心にわだかまりが
  なくあっさりしていること。 *天機・・・①目に見えない自然の働き
  ②自然のままの心の働き③天地自然の神秘 *朴淳・・・淳朴、
  飾り気がなく素直なこと。素朴なこと(以上大字源)
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