立春早起沭陽程 衾薄空輿夢不成 |
浅水無橋牽馬渡 暁星如月照人行 |
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【読み】 |
立春 早起す 沭陽の程 衾(きん)薄く 輿(こし)空しくして |
夢を成さず。浅水(せんすい)橋無く馬を牽いて渡り、暁星 |
(ぎょうせい)月の如く人を照らして行く。 |
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【意味】 |
立春に早起きして沭陽を出発した。輿(こし)の中はがらん |
として掛布団も薄いので夢も見ることができない。 |
浅い川には橋が無く馬を牽いて渡っていく。明け方の星は |
月のように明るく人を照らしている。 |
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*輿…人を乗せて人力で持ち上げて移動するための乗り物。明や清の時代 |
には武官は騎馬、県令以上の文官は肩輿に乗ることが一般的。 |
したがってこの詩の作者 鄭梁は政府の文官であると思われる。(緑水解釈) |
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【出典】 早發沭陽(つとに沭陽を発す)(清・鄭梁)
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