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月間教育書道誌「芦辺」
芦辺月例課題(令和3年8月号課題)
初級【漢字二体】
楷書 行書
青天白日(せいてんはくじつ)     
よく晴れわたった青空と日の光。転じて、潔白で後ろ暗いことのないこと。
また、無実であることが明らかになること。
出典:崔羣(さいぐん)に与うるの書(韓愈・唐)      
 
上級【漢字二体】
行書 草書
露重覚荷香(露重くして、荷の香しきを覚ゆ)    
しっとりと宿る露に、蓮のほのかな香を感じ取る
出典: 夏の夜(韋荘・晩唐) 五言律詩の第四句  
 
 
【細字】
 
【臨書】
楷書 草書
多宝塔碑(顔真卿    書譜(孫過庭)   
       
判尚書武(部員外郎)   晋末称二王之(  
(はんしょうしょぶほういんがいろう)   (晋末に二王の妙を称す)  
  唐代の官職名    東晋末には王羲之・献之の二王父子がその  
    すばらしさをもてはやされた。   
      
 
                   
                        
     
     
     
 
師範【漢字二体】
行書 草書
萬里無片雲(ばんりへんうんなし)
見渡す限り雲一つなく晴れ渡った青空
                空に徹した清らかな悟りの境地
                                 出典: 景徳伝灯録、圓悟語録
 
 
     
   
【条幅】 一般課題
藤刺鈎衣石有棱,旋螺山路記来曾。貪凉客喜因秋健
无碍天真似水澄。竹裏煮茶清響発,樹頭安塌午風増
孤懐欲寄東林社,不見虚堂覔句僧。
【読み】
竹裏茶を煮て清響(せいきょう)発し、樹頭榻(とう)を安んじ
午風(ごふう)増す
【意味】
竹間で茶を煮ると風が吹いて笹の葉が清やかな音をたてる。
樹のそばに臥榻(がとう)を置く(移す)と真昼の風も涼しく感
じられる。
*臥榻・・・寝台、ベッド *安(やす)んじる・・・置く、すえる、とりつける。
*午風・・・真昼の風
*秋日南屛僧舎茗讌(しゅうじつなんへいそうしゃめいえん)・・・詩題
秋の日の南屛山の寺での茶席 南屛・・・西湖の南岸にある南屛山のことか?
僧舎・・・層の住む家、寺 茗讌・・・茶席、茶宴
参考のため全文を載せましたが残念ながらすべての訳はわかりません
でした。
            【出典】 秋日南屛僧舎茗讌(杭世駿・清
 
 
     師範課題
     
知章騎馬似乗船 眼花落井水底眠
 
【読み】
知章が馬に騎るは船に乗るに似たり、眼花(がんか)井に落
ちて水底に眠る。
【意味】
賀知章が酔って馬に乗ると、ゆらりゆらりとまるで船に乗って
いるように見える。眼がかすんで井戸に落ちても、そのまま水
中で寝こんでしまうだろう。
 
*知章…賀知章のこと。酒を好み、呑むとたちどころに詩ができたという。八十数
歳という長寿を保った。*眼花・・・眼がかすむこと
杜甫は当時の都で評判の高かった愛酒家八人(賀知章,李璡、李滴之、崔宋之
蘇晋、李白、張旭、焦遂の酔態を、伝え聞いたことも織りまぜて面白く描いた。
作者が長安に出たばかりの頃の作であろう。すでに李滴之、蘇晋、賀知章は世
を去っており、また李白はそのころ長安にいなかった。
※全文は長いので割愛した。
 
          出典飲中八仙歌 (杜甫・盛唐)   
 
  
  
 
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