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月間教育書道誌「芦辺」
芦辺月例課題(令和4年3月号課題)
初級【漢字二体】
楷書 行書
玉雪開花(ぎょくせつかいか)     
雪が枯れ枝に積もり花が咲いたように見える
枯れ枝は冬に積もった雪の潤いを得て春に見事な花を咲かせる。
 (辛い時期に努力すればいずれその成果が実る)  (出典 梁・昭明太子)    
 
上級【漢字二体】
行書 草書
清神茗一杯(しんをきよくす めい いっぱい)    
美味しいお茶を頂くと、心(神)が清まってほっとする
(出典:清?・栖霞) 
 
 
【細字】
 
【臨書】
楷書 行書
多宝塔碑(顔真卿    蜀素帖(米芾)   
       
發明資乎(十力)    青松本無華  
読みほつみょうは(じゅうりき)により   読み:青松 本(も)と 華(はな)無し  
悟りを得ることは仏の十力の助けであり   青い松にはもともと花は咲かない  
*十力…仏の十種の智慧の働き  
 
      
 
                   
                        
     
     
     
 
師範【漢字二体】
行書 草書
放牛桃林野(うしを とうりんの のに はなつ)
戦争が終わり平和になるたとえ。周の武王が殷を滅ぼした時、武器など運搬した 
牛を桃林に放って、二度と戦争はしないと人民に示した故事にもとずく。       
                                   出典:詩経 
 
 
     
   
【条幅】 一般課題
碧瓦長齊萬年草 青盆新吐吉祥花
【読み】
碧瓦(へきが) 長(ちょう)じ 齊(ひと)し 万年草
青盆(せいぼん) 新たに吐く 吉祥花
【意味】
屋根の青色の瓦(かわら)に万年草が長くそろって生
え、青磁盆には咲いたばかりの観音草が生けてある。
*新たに…~したばかり *吐く…花が開く
*吉祥花…キチジョウソウ。ユリ科の常緑多年草、薄紫の小花を
 つける。植えてある家の吉事の時に花が開くという俗信がある。
 観音草ともいう。
            【出典】題名不詳(清・李繩遠) 
     
     師範課題
     
春宵一刻直千金 花有清香月有陰
歌管楼台聲細細 鞦韆院落夜沈沈
【読み】
春宵一刻直(あたい)千金 花に清香あり 月に陰
あり歌管楼台聲細細(さいさい)鞦韆(しゅうせん)
院落 夜 沈沈(ちんちん)
【意味】
春の夜は、ひと時が千金にあたいするほど。花には
清らかな香がただよい、月はおぼろにかすんでいる。
高殿の歌声や管弦の音は、先ほどまでのにぎわい
も終わり、今はか細く聞こえるだけ。人けのない 
中庭にひっそりとぶらんこがぶら下がり、夜は静かに
ふけていく。
*春宵…春の夜 *直…値に同じ *細細…か細いさま
*鞦韆…ぶらんこ、もっぱら女子の遊びとされた *院落…中庭 
 
             出典春夜(北宋・蘇軾)
 
  
 
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