サイトマップ
緑水書道教室トップページ毎月の手本> 令和4年5月号課題  
トップページ
最新情報
毎月の手本
何気ない話題
トピックス
バックナンバー
教室の場所
お問い合わせ
槙本緑水のブログ
月間教育書道誌「芦辺」
芦辺昇段試験課題(令和4年5月号課題)
【漢字三体】
楷書 行書 草書
花開還更新(はなひらいてまたさらにあらたなり)
                  花はいつものように咲くが、咲いてくる花はまた新しい花である   【出典:嘲少年花 欧陽修(北宋)】            
                                                      
【臨書】
楷書 行書 草書
姓程廣平(多宝塔碑) 相得忘形軀(蜀素帖) 其餘不足観(書普)
  姓程廣平人也(姓は程、廣平の人なり )俗姓は程(てい)といい、広平の人である。  
  相得忘形軀(あいえんや けいくをわするるを)自分の体を忘れることができようか。  
  其餘不足観(そのよはみるにたらず)その他は問題にならない。  
             
   
 
【細字】
景行維賢剋念作聖
「景行は維(これ )賢なり  剋(よ)く念(おも)へば聖と作(な)る」
立派な行いをする人は賢人であり、よく考える人は聖人となる。
      *景行…立派な行い
 【出典:千字文 周興嗣 選 【六朝】】

【条幅】
      人家星散水中央 十里芹羮菰飯香 
      想得薫風端午後 荷花世界柳絲郷
【読み】
人家(じんか星散(せいさんす 水の中央 十里に芹羮(きんこう
菰飯(こはん(かんば) 想い得たり薫風 端午の後(のち) 
荷花(かかの世界 柳絲(りゅうし)の郷(きょう)
【意味】
人家は水郷の中央に星のように散りばっている。辺り一面
セリの吸い物とマコモの飯の好いにおいだ。穏かな初夏
の風の吹く端午の節句の後の情景を想えば、ハスの花
の咲き乱れる世界となって、柳の枝が枝垂れている郷
となっていることだろう。
*星散…星のように散りばっているようす *芹羮セリと肉を
混ぜて煮込んんだとろみのある吸い物 *菰飯…マコモの実
を炊いたご飯 *想得~を想えば *薫風穏かな初夏
の風 *柳絲柳の枝の枝垂れる形容 *蓮蕩ハスの花
の咲いている沼 
【出典:臨平の蓮蕩過ぐ 楊万里(南宋)】
毎月の手本のページへ
Copyright (C) 2017 緑水書道教室. All Rights Reserved.