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月間教育書道誌「芦辺」
芦辺月例課題(令和4年6月号課題)
初級【漢字二体】
楷書 行書
心織筆耕(しんしょくひっこう)     
心の中で機を織り、筆によって田を耕し生活すること
文筆によって生計をたてること
                       【出典:雲仙雑記 (唐・ 馮贄ふうし選)    
 
上級【漢字二体】
行書 草書
松風逼枕寒(まつかぜまくらにせまってさむし)    
松の樹を吹く風が枕元を通り過ぎ寒さをおぼえる
【出典:疎山東堂昼眠 (南宋・陸游)】 
 
 
【細字】
 
 
【臨書】
楷書 草書
多宝塔碑(顔真卿     書普(孫過庭)   
       
祖父並信著釋門    鐘張云没而羲獻斷之   
読み:祖父は 並(とも)に信(しん)   読み:鐘張(しょうちょう)云(ここ)に没し   
祖父と父は共に仏門に(帰依し)・・・    羲獻(ぎけん)之に継(つ)ぐと  
    鐘繇・張芝の亡き後、これを継ぐの  
    は王羲之・王獻之・・・  
 
 
 
     
     
     
 
師範【漢字二体】
行書 草書
山水有清音(さんすいにせいおんあり)
 山や川 自然の中には澄んだ清らかな音がある
      
                            【出典:招隠詩(西晋・左思)】 
 
 
     
   
【条幅】 一般課題
山雲宿雨籠残日 江草浮香満小橋
 
【読み】
山雲 宿雨(しゅくう)残日を籠(こ)め 江草 浮香(ふこう)
小橋に満つ
【意味】
前夜からの雨があがって山には雲がかかり、夕陽に覆われ
ている。
川に草が茂って小さい橋に草の好い香りが漂ってくる。
 
宿雨…前夜からの雨    *残日…夕陽
江草…川の草  *浮香…漂う香り
*燓川晩唐の詩人、杜牧のこと
           【出典:效燓川體(南宋・釋斯植) 】
     
     師範課題
     
寂寂孤鶯啼杏園 寥寥一犬吠桃源 
落花芳草無尋処 萬壑千峰独閉門
 
【読み】
寂寂(せきせき)として孤鶯 (こおう)杏園に啼き 寥寥(りょうりょう)
として一犬(いっけん) 桃源に吠ゆ 落花芳草 尋ぬる処なく
万壑(ばんがく)千峰(せんぽう)独り門を閉ざす
【意味】
静寂の中、コウライウグイスが一羽、杏畑に鳴き、犬が
一匹、桃花源で吠えている。落花が一面に散り敷き、
春の草は生い茂り、道が隠れてどう行けばよいかわか
らぬほど。幾万幾千の谷と峰を隔てたところに、山人は
ぽつんと門を閉ざして住んでいる。
 
*鄭山人…山人は山の奥深くに隠棲する人。いかなる人かは不詳
*寥寥…寂しく静かなさま
 
    出典:過鄭山人所居(中唐・劉長卿)
 
  
 
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