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槙本緑水のブログ
月間教育書道誌「芦辺」
芦辺月例課題(令和4年7月号課題)
初級【漢字二体】
楷書 行書
神怡心静(しんよろこびこころしずかなり)     
精神が和らぎ楽しんで心が静かになる
在昔暇日 味在林嶺 今我斯遊 神怡心静  *林嶺…蘭亭の地
                       【出典:蘭亭詩 (巍晋・ 王肅之)    
 
上級【漢字二体】
行書 草書
夏雲多奇峰(かうんきほうおおし)    
夏は多くの雲が奇妙な峰に似た形を作る
春水満四澤 夏雲多奇峰 秋月揚明暉 冬嶺秀孤松 
【出典:四時歌 (東晋・陶淵明)】 
 
 
【細字】
 
 
【臨書】
楷書 草書
多宝塔碑(顔真卿     蜀素帖(米芾)   
       
慶歸法胤    龜鶴年壽齊   
読み:けいをほういんにきす   読み:きかくねんじゅひとしきも   
余慶は子孫におよんだ    亀と鶴とは長生きは同じだが…  
           *法胤…子孫     
     
 
 
 
     
     
     
 
師範【漢字二体】
行書 草書
歳月不待人(さいげつひとをまたず)
 年月は人を待ってくれない
      
          【出典:雑詩十二首 其一 五言古詩の十二句目(東晋・陶淵明)】 
 
 
     
   
【条幅】 一般課題
茶煙不共晨炊斷 梅雨能令午夢涼
 
【読み】
茶煙(さえん)晨炊(しんすい)共に斷(た)たず
梅雨 能(よ)く午夢(ごむ)をして涼しからしむ
【意味】
茶を煮る煙は朝飯を炊く煙と共にとぎれずに、五月雨
は昼寝の夢を涼しくさせるようだ。
 
茶煙…茶を煮る煙    *晨炊…朝食または朝食をつくること
梅雨…五月雨  *午夢…昼寝の夢
              【出典:題名作者共に不詳 】
     
     師範課題
     
黒雲飜墨未遮山 白雨跳珠乱入船 
巻地風来忽吹散  望湖楼下水如天
 
【読み】
黒雲 墨を飜(ひるがえ)して未だ山を遮(さえぎ)らず
白雨 珠(たま)を跳(おど)らせ乱れて船に入る
地を巻き 風来たって 忽(たちま)ち吹き散ず 望湖楼下
水 天の如し
 
【意味】
黒い雲が墨をぶちまけたように広がってきたが、まだ
山をすっかり隠していない。と見る間に、夕立の、
白い雨粒が真珠をまいたように、ぱらぱらと船の中に
降りこむ。やがて、大地を巻き上げるように風が来て
たちまち雲や雨を吹き払い、望湖楼下の湖の水面は、
大空の色をたたえて広がる。
 
*望湖楼…西湖のほとりに立つ西湖名楼の一つ
*酔書…酔いにまかせて書きつける *飜…翻と同じ。ひっくりかえす
*白雨…夕立 *巻…ひとまくりすること
*水如天…湖面に空が映っているさま 
 
    出典:六月二十七日望湖楼酔書五絶 其一(北宋・蘇東坡)
 
  
 
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