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槙本緑水のブログ
月間教育書道誌「芦辺」
芦辺月例課題(令和4年9月号課題)
初級【漢字二体】
楷書 行書
 敵不可易 時不可失(てきはあなどるべからず ときはうしなうべからず)     
敵を侮ってはいけない、時期を逸してはいけない。
 
                                 【出典:戦国策 秦策四)    
 
上級【漢字二体】
行書 草書
清歌散新聲(せいか しんせいを さんじ・・・))    
清らかな歌声は新しい曲を響かせ・・・
【出典:諸人共游周家墓柏下(東晋・陶淵明)】 
 
 
【細字】
 
 
【臨書】
楷書 草書
多宝塔碑(顔真卿     書普(孫過庭)   
       
夜夢諸佛    精熟地水盡墨   
読み:よる しょぶつをゆめみ   読み:ちょうはせいじゅくして ちすい こと  
    ある夜 諸佛を夢に見   ごとくすみとなる  
              張芝の書の精熟さは池の水が墨で  
    真っ黒に染まる程に励んだ結果である  
 
 
 
     
     
     
 
師範【漢字二体】
行書 草書
生涯似轉蓬(しょうがい てんぽうに にたり)
 人間の一生は、風に吹かれて転がっていくヨモギの玉のようなものである。
      
                         【出典:畣倪子京明・林弼】 
 
 
     
   
【条幅】 一般課題
日照香爐生紫煙 遥看瀑布挂前川
飛流直下三千尺 疑是銀河落九天
 
【読み】
日は香炉(こうろ)を照らして紫煙を生ず 遥に看る瀑布
の前川(ぜんせん)に挂(か)くるを  飛流直下三千尺
疑うらくは是(こ)れ 銀河の九天(きゅうてん)より落つ
るかと
 
【意味】
太陽がさんさんと香炉峰を照らしていて、山は紫色に
けぶって美しい。はるか彼方に大きな滝が、前に流れ
る川を立てかけたように流れ落ちているのが見える。
その滝の勢いは、飛ぶように真っ直ぐに三千尺も流れ
落ちる。それはまるで天の川が、天空から流れ落ちる
のではないかと思われるばかりである。
 
*盧山…江西省九江市の南にある山。景色のよいところで大きな峰や滝
がある ⋆瀑布…大きな滝 ⋆香爐…廬山の峰の一つ。形が香炉に似る。
紫煙紫のもや ⋆三千尺約1000m ⋆銀河天の川
⋆九天…天の最も高いところ
              【出典:望廬山瀑布(盛唐・李白) 】
     
     師範課題
     
行宮見月傷心色 夜雨聞鈴断腸聲 
 
【読み】
行宮(あんぐう)に月を見れば傷心の色 
夜雨に鈴を聞けば腸断(ちょうだん)の聲
 
【意味】
仮の皇居で月をながめれば、その色に悲しみを感じ
夜の雨に駅馬の鈴の音を聞けば腸(はらわた)
断ち切られるような思いがする。
 
*行宮…仮の皇居  ⋆鈴…宿場から宿場へ走る馬の鈴。この句から
 後に「雨霖鈴(うりんれい)」という曲ができた。
*腸断…はらわたがちぎれるように、非常に悲しむこと。
 
       出典:長恨歌(中唐・白楽天)七言古詩の部分
 
  
 
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