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槙本緑水のブログ
月間教育書道誌「芦辺」
芦辺月例課題(令和5年10月号課題)
初級【漢字二体】
楷書 行書
 時和筆暢(ときやわらぎふでのぶ)     
時はおだやかで筆は伸び伸びと運ぶ
               【出典:不詳・汪璂)    
 
上級【漢字二体】
行書 草書
幽棲出塵表(ゆうせいじんぴょうをいず)    
俗世を離れて物静かに生活していると、わずらわしい雑事は出ていくもの
       である   *塵表…浮世の外。俗世間とは別の場所。
 
【出典:題松下淡書(張羽・元末明初)】 
 
 
【細字】
 
 
【臨書】
楷書 草書
多宝塔碑(顔真卿     書譜(孫過庭)   
       
異窮子之疾走
読み:きゅうしのしっそうして 
~にことなれり   
貧窮した子が全力で走り
~とは異なっていた。
  常専工於隷書
読み:げんじょうはもっぱられい
しょをたくみにす
鍾元常(鍾繇) はもっぱら隷書 
が得意であった
 
 
 
 
 
     
     
     
 
師範【漢字二体】
行書 草書
雁字寫秋雲(がんじしゅうんにうつす)
空高く飛ぶ雁の列が、文字を書いたようになって秋の雲に映っています。
               
                   【出典:送人南帰 四首其一・(李昌祺・明) 
 
 
     
 
【条幅】 一般課題

  
千點亂山横紫雲 一鉤新月挂黄昏
                    
【読み】
千点の乱山 紫雲横たわり 一鉤(いちこう)の新月
黄昏に挂かる
 
【意味】
不揃いにそびえ立つ峰々に紫色の雲がたなびき
夕暮れの空に三日月がかかっている。
 
*千點…千点。数が多いこと。  
*亂山…乱山。不揃いにそびえ立つ峰々。
*一鉤…三日月の形容 *新月…三日月
*黄昏…たそがれ。夕暮れ。   
 
    出典:句 其一(釋思聰・北宋)】
 
     師範課題
     
野水參差落漲恨 疎林欹倒出霜根
扁舟一櫂帰何處 家在江南黄葉村 
【読み】
野水(やすい)參差(しんし)として)漲恨(ちょうこん)
落つ 疎林 欹倒(きとう)して霜根 出づ 扁舟
一櫂(いっとう)何れの處へか帰える 家は
江南 黄葉の村に在り
 
【意味】
野中の川の岸辺は、長短不揃いのすじと
なって、水が減って、水が多かった夏の時の
痕が残っている。まばらに木が生えた林の
木は、傾き倒れて、根には霜が降りている。
小船が一漕ぎして、どこへ帰って行くのだ
ろうか。家は、江南の黄葉した村にある
のだろう。
 
參差…長短不揃いなさま *漲恨…水が漲った時の跡かた 
欹倒…傾き倒れることをいう。*霜根 霜の降りた根
扁舟…小舟 *一櫂…舟のさお。かい。さおさす。こぐ。
ここでは後者の動詞。
 
 【出典】書李世南所畫秋景(南宋・蘇軾)
  
 
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