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緑水書道教室トップページ毎月の手本> 令和5年11月号課題  
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月間教育書道誌「芦辺」
芦辺昇段試験課題(令和5年11月号課題)
【漢字三体】
楷書 行書 草書
言温而気和(げんおんにしてきやわらぐ)
                   言葉がおだやかであれば、それだけで 気持ちが和らぐ 【出典: 陳瓘(宋)】            
                                                      
【臨書】
楷書 行書 草書
諸佛之秘蔵也(多宝塔碑) 茂林竹脩又有(蘭亭序) 美而逸少兼之(書普)
  諸佛之秘蔵也(しょぶつのひぞうなり) 諸仏が残した大切な経典である  
  茂林竹脩又有(もりんしゅうちくまた~あり)生い茂った林、そしてみごとにのびた竹がある。また、~  
  彼之二美而逸少兼之(かれはこれ にびなり。しこうして いつしょうはこれをかぬ)  
                  彼らの二つの長所を王羲之は兼ね備えている        s
                            *彼ら…鍾繇と張芝(それぞれ隷書と草書が得意)
 
【細字】
烟霞問訊風月相知
えんかにもんじんすればふうげつあいしる
山水の景色について尋ねると、その情は風や月が知っている
            
       【出典:游長宁公主流杯池二十五首 其二十二(上官婉儿・初唐)】
。      
                         

【条幅】
       
仙客来遊雲外巓 神龍棲老洞中渕
雪如紈素煙如柄 白扇倒懸東海天
【読み】
 
仙客(せんかく)来(きた)り遊ぶ 雲外の巓(いただき) 
神龍(しんりゅう)棲み老ゆ 洞中の渕(ふち) 
雪は紈素の如く 煙は柄の如し 白扇倒(さかしま)に
懸(か)かる東海の天
 
【意味】
 
仙人が雲の上の山の頂に来て楽しみ遊び、不思議な龍が洞窟
の中にある水をたたえた渕に棲んで老いているという。雪は
白い練り絹のようであり、雲気は刀の柄(つか)のようである。
山頂の雪は東海地方の空に白い扇が逆さまにかかったかの
ようである。
*仙客…仙人 *紈素…練り絹 *柄…刀のつか
                 【出典:富士山・石川丈山】
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