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月間教育書道誌「芦辺」
芦辺月例課題(令和5年12月号課題)
初級【漢字二体】
楷書 行書
 得意則歓(いをうればすなわちよろこぶ)     
思いがかなえばうれしくなる
               【出典:遠喬之・漢魏六朝    
 
上級【漢字二体】
行書 草書
山峰染月寒(さんぽうつきにしみてさむし)    
峰々は月光に染め出されて、みるからに寒く感じる
 
【出典:簡文帝・漢魏六朝)】 
 
 
【細字】
 
 
【臨書】
楷書 隷書
多宝塔碑(顔真卿     曹全碑(後漢)   
       
至多寶塔品
読み:たほうとうほんに 
いたり
多宝塔品…法華経の重要
な教え
  張掖属國都尉
読み:ちょうえきぞっこくとい
張掖…地名
属国都尉…地方駐留兵の指揮官
 
 
 
 
 
     
     
     
 
師範【漢字二体】
行書 草書
寒色五陵松(かんしょくごりょうのまつ)
五陵のあたりに茂る松は冬の緑を示す
     *五陵…長安の北郊にあった地名。漢の高祖以下五人の天子の陵がある  
                   【出典:望秦川 ・(李頎・唐) 
 
 
     
 
【条幅】 一般課題

  
黄河捧土尚可塞 北風雨雪恨難裁
                    
【読み】
黄河 土を捧(ささ)げて 尚 塞(ふさ)ぐべし
北風 雨雪(うせつ) 恨み裁(た)ち難(がた)し
 
【意味】
よく氾濫する黄河の水でも、両手で土を運ぶよう
なことの繰り返しでいつかは塞ぐことができるが、
北風が運ぶ冷たい雨雪を間近にして(夫を思う)
この悲しみはいつまでも断ち切ることができない。
 
*捧げる…両手で土などをすくうこと。  *恨…悲しみ、愁い  
※この詩は戦死して帰らぬ兵士の妻の気持ちをうたったたもの
   
 
    出典:北風行(李白・盛唐)】雑権古詩の一部分

 

 
     師範課題
     
不抽帆子不安桅  两槳霜花細細開
半夜横風吹不断 青山飛過太湖来 
【読み】
帆子(はんし)を抽(ひ)かずば桅(き)(やす)
ぜず 両槳(りょうしょう)の霜花(そうか)細細
として開く 半夜 横風 吹き断(た)えず 
青山飛びて 太湖(たいこ)を過ぎて来たる
 
【意味】
帆を張らなければマストは安定しない。
(マストをたてて帆を張って、湖で舟を出す準備をする
という意味) 両方のオールに霜の花が薄く
咲いたように見える。夜中に大風が吹き
続け、周りの緑の山々がまるで太湖の
上を飛び過ぎていくように船が進んで
いく。
 
抽帆子…船の帆をひきだす、張る 
桅…船のマスト *両槳…二本のオール
*霜花…冷たい波が凍って花のように見えるという意味
*横風…大風 *青山…緑の山々 *太湖…湖の名
 
 【出典】月夜出西太湖作(舒位・清)

  
 
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