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緑水書道教室トップページ毎月の手本> 令和5年5月号課題  
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槙本緑水のブログ
月間教育書道誌「芦辺」
芦辺月例課題(令和5年4月号課題)
初級【漢字二体】
楷書 行書
  至徳要道(しとくようどう)     
この上ない立派な徳と大切な教え
                               【出典:孝経(開宗明義)    
 
上級【漢字二体】
行書 草書
龍池望五雲(りゅうちごうんをのぞむ)    
春に龍池の水が暖かに満ち、たなびく五雲を望むことができる
*五雲…仙人や天女が遊ぶところにかかる五色の雲(青、赤,黄、白、黒)
【出典:書杜少陵詩后・繆日芑(ぼくえつき)】 
 
 
【細字】
 
 
【臨書】
楷書 行書
多宝塔碑(顔真卿     蘭亭序(王羲之)   
       
法華在手宿命   会稽山陰之蘭亭  
読み:ほうけ てにありしゅくめいを…   読み:(かいけい)さんいんのらんてい  
法華経を手中にした。前世から備わ   会稽山の北側の蘭亭  
っていた悟りは…    *会稽山陰会稽山の北  
  *蘭亭…別荘の名  
 
 
 
     
     
     
 
師範【漢字二体】
行書 草書
春風入萬物(しゅんぷうばんぶつにいる)
春風が天地の間のあらゆるものに吹き渡っている
       ·            
                   【出典:贈答劉御史雲卿元好問・金末元初)】
 
 
     
   
【条幅】 一般課題
青山一角夕陽銜  隔断喧囂境不凡
客有空亭閒眺遠 桃花春水送軽帆
 
【読み】
青山の一角 夕陽を銜(ふく)み 喧囂(けんごう)を 
隔断(かくだん)して境(つい)に凡(ぼん)ならず
客有り 空亭 閒眺(かんちょう)遠く 桃花 春水
軽帆(けいはん)を送
【意味】
青山の一角に夕陽が輝いている。ここは世間の喧騒
から離れた佳境の地。人が一人遠く人けのないあずま屋
を眺め 桃の花が咲く春の江には帆船が進んでいく
 
*題画…山水などの絵画に詩文を題し書くこと 
*喧囂…騒がしいこと *境…竟に通ず 
*空亭ひっそりとしたあずま屋 
*閒眺…静かに眺めること *軽帆…早く走る帆船 
 
     出典:題画(邵(しょうひん)・清) 】
     
     師範課題
     
漫道桃源路不通  渓行十里道心空
鳥啼流水落花外 人在春山暮雨中
【読み】
漫(まん)に道(い)う 桃源への路(みち)通ぜずと 
渓行(けいこう)十里 道心(どうしん)空し 鳥は
流水 落花の外 人は在り 春山 暮雨の中(うち
【意味】
とりとめもなく人は言う。桃源郷までの路は通じて
ないと。 渓に沿って十里余り入っても(桃源郷は 
なく)禅師の心は虚しいばかり。 流れる水と散る花
の向こうに鳥は鳴き、春山の日暮れのそぼ降る
の中に人がいる
(この詩の訳の”禅師””人”は作者自身のことか?)
*漫道…とりとめもなく言う。これといった理由もなく、何となく言う 
*渓行…陶淵明の桃花源記に「縁渓行 忘路之遠近」とある 
*道心…仏教を信じ悟りを得ようとする心。転じて禅師のこと?
          出典:山行(李柏・清)
※起句・承句は資料がなく緑水のかってな解釈です        
 
  
 
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