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月間教育書道誌「芦辺」
芦辺昇段試験課題(令和5年5月号課題)
【漢字三体】
楷書 行書 草書
風定花猶落(かぜさだまりて はな なお おつ)
                  風が静まっているのに、ぽとりと花が落ちる。   【出典:春日閑居 (謝貞・陳)】            
                                                      
【臨書】
楷書 行書 草書
住西京龍興寺(多宝塔碑) 歳在癸丑暮春(蘭亭序) 爲評得其網紀(書普)
  住西京龍興寺(せいけいのりゅうこうじにじゅうす)西京(長安)の龍興寺に住む  
  歳在癸丑暮春(としはきちゅうにあり ぼしゅんの・・・ この年(353・永和九年)の干支は癸丑にあたる。この春の暮の・・・   
  意者以 得其網紀(意者(あるいは)爲(おもえ)らく、其の網紀をし得て・・・)  
                  そもそも考えて見るにそのあらましをしえているかもしれないが・・・        
                            意者・・・あるいは、そもそも *以爲・・・考えて見るに、思うに *大綱・・・あらまし、大要
 
【細字】
和平返淳純孝至敬
和平返淳(わへいじゅんにかえる)
なごやかで穏やかな気持ちでいれば真直な境地に立ち返る。
                【出典:睿宗大聖真皇帝哀冊文(睿宗・唐)】
 純孝至敬(じゅんこうしけい)   
真心を尽くして孝行することとこの上ないの敬をつくすこと。      
                           【出典:王縉・唐】

【条幅】
       
小橋曲岸連芳草 緑酒紅箏引畫橈
【読み】
小橋 曲岸(きょくがん)芳草を連ね 緑酒 紅箏(こうそう)
畫橈(がじょう)を引く 
【意味】
小さな橋のかかった曲がった岸辺に、芳しい草が茂り
美しい箏(こと)の音を聞き、うま酒を味わいつつ遊覧
の船は川面を進んで行く。
*曲岸…曲がった岸 *緑酒緑色の酒、うま酒
*紅箏…美しい音色の箏
*畫橈絵に書いたような美しい櫂転じて美しい船遊覧船
                 【出典喬光烈(清)】
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