サイトマップ
緑水書道教室トップページ毎月の手本> 令和5年7月号課題  
トップページ
最新情報
毎月の手本
何気ない話題
トピックス
バックナンバー
教室の場所
お問い合わせ
槙本緑水のブログ
月間教育書道誌「芦辺」
芦辺月例課題(令和5年7月号課題)
初級【漢字二体】
楷書 行書
 火雲方熾(かうんまさにさかんなり)     
松の雲がもくもくと湧き上がっている
                               【出典:白子巍・宋)    
 
上級【漢字二体】
行書 草書
急泉清露沙(きゅうせんきよくしてすなをあらわす)    
泉の早瀬が砂を洗いながら流れる
【出典:温庭筠晩唐】 
 
 
【細字】
 
 
【臨書】
楷書 草書
多宝塔碑(顔真卿     書譜(孫過庭)   
       
摠持不遺若注瓶水   而未詳其始卒  
読み:(そうじして)のこさざること   読み:しかもいまだそのしそつをつま  
    へいすいをそそぐがごとし   びらかにせざる(なり)  
(教文をすべて記憶しており)瓶の水   まだそのすべてを明らかにしていない  
を注ぐかのように口をついてでた。      *始卒・・始めと終わり。すべて。  
     *摠持…すべて持つこと
     
 
 
 
     
     
     
 
師範【漢字二体】
行書 草書
鳴鳳栖清梧(めいほうせいごにすむ)
よい声でなく鳳凰は緑清らかな梧桐の枝に棲んでいる。
        原詩は鳴鳳棲青梧    * 梧桐…青ぎり         
                         【出典:陌上桑・(李白・盛唐) 
 
 
     
     
   
【条幅】 一般課題

  
池畔好風驅暑去 松間明月逐人来
 
【読み】
池畔(こはん)の好風 暑を驅(か)って去り 松間の
明月 人を逐(お)って来たる
【意味】
池のほとりを吹く心地よい風は、暑さを追い立て
るように去り、松の樹の間に上がる明るく輝く月
は、人のあとをおいかけるようについてくる。
 
*池畔…池のほとり  *好風…心地よい風 
*驅…追い立てる *逐…追いかける 
 
     出典:題名、不詳(殷雲霄・清)】
※詩の全体・題名、探しても見つかりません。知っている人があれば。
  教えてください
   
     師範課題
     
夏雨初収潮欲生 江空人静露華清           
扁舟此去尋仙侶 天外芙蓉是赤城
【読み】
夏雨(かう)初めて収まり 潮(うしお)生ぜんと欲す
江 空しく 人 静かに露華 清し 扁舟(へんしゅう)
(ここ)より去って仙侶(せんりょ)を尋ねん 
天外の芙蓉 是 赤城(せきじょう)
【意味】
夏の雨がやっとやみ、潮(うしお)が生じようとし
ている。江はただ流れ、人は静かにひっそりと
していて、美しい露が清々しい。小舟でここか
ら漕ぎ出して仙人を尋ねようと思う。はるか
かなたの芙蓉山、これが伝説の仙境、赤城か。
*初収…(雨)がやんだばかり  *露華露を美しくいったもの  
扁舟…小舟  *仙侶…不老不死の人。仙人。 
*扶桑…山の名前か? *赤城…伝説上の仙境
          出典:曉渡銭塘(陶きん  ・清)
           *”きん”はりっしんべんに岑
  
 
毎月の手本のページへ
Copyright (C) 2017 緑水書道教室. All Rights Reserved.